七合目から八合目までは岩場なので、登るのは決して楽ではありませんでした。ガイドなしで登るなら、夜はちょっと危なそうですね。それに七合目までは無理すれば半袖でも登ってこられますが、八合目より上はパーカーなどの防寒対策がないと登れないくらい、風も強くなって寒くなります。
八合目あたりの風景はちょっと荒涼としています。
ついに到着しました。
3250メートルだから3700メートルの山頂まではもう少しだと思っていましたが、実はここからが本当の富士登山でした。
富士五湖の風景
雲たち
八合目から山頂まではコースも難しくないので、すぐ登れると思っていたんですが、高山病のせいで本当に登るのがきつかったです。三歩歩くと脈が速くなって、一度休まないといけないほどでした。ダース・ベイダーみたいに荒い息を吐きながらやっとのことで登ったんですが、天も無情なのか――それとも途中で休みすぎたのか、ちょうど日が沈む時間でした。なので山頂に着いても、ちゃんと撮れた写真がありません(泣) あまりにきつくて、カメラを取り出す気力も出ませんでした。
なので適当に撮りました。
東京都の風景
聞いてみると、山頂の標識があるところまでは、さらにもう1時間かかるそうです。完全に力尽きてしまったので、そのままギブアップして下山しました。下りの道も本当に波乱万丈で、途中で道に迷ってさまよった挙げ句――八合目で道標を見間違えたんです――別の県の方へ下りてしまい、高いお金を払って夜のタクシーで駐車場まで戻りました。予約していた宿にやっとのことで戻れたのが夜中の2時で、それもチェックインが遅すぎてキャンセルされるところでした(泣) 満月に近い月が出ていたおかげで、切り立ったような険しい下山コースでもなんとか無事に戻ってこられましたが、本当に本当に危ない状況でした。久しぶりに本気できつい――死ぬ覚悟で登山をしてきました。できればもう二度と挑戦したくないですね(泣)
下りの道は暗すぎて写真はありませんが、湖のまわりで上がる花火が小さな宝石のようにきらめいていて綺麗でした。花火を上から見下ろすのもなかなか面白かったです。楽しむには時間も心の余裕もまったく足りませんでしたが……
もしもう一度挑戦するなら、時間をたっぷり取って行きます。普通の人で登りに5時間、下りに3時間かかるそうですが、少なくとも7時間、5時間くらいで見て予定を立てないと、無理なく行って帰ってこられないと思います。装備をしっかり準備するのは言うまでもないでしょう。たまに雨が降ることもあるので雨具も用意して、手袋も必要です。なんといっても体力が基本ですね。高山病はどうしようもないので、こまめに休みながら登るしかありません。楽しいというよりはハードな日程でしたが、それでも一度富士山に登ったという――日本の頂上に立ったという――達成感は残りますね。しばらくは体力回復に専念しないと。
P.S. 帰り道、小田原の海上で繰り広げられる「みゆき」の海上花火大会を高速道路から見たんですが、本当に素晴らしかったです。来年はぜひ見に行ってみたいと思います。










