A+ A-
日本語

上野の洋食の名店 黒船亭

この記事は2008年に書かれたものです。店舗情報や価格は現在と異なる場合があります。

もし東京でどうしても一食だけ食べる機会があるとしたら、私はちょっと迷いつつも ^_^ この店を選ぶと思います。黒船亭は上野駅の近くにある洋食屋さんです。
老舗だけに宣伝しなくてもお客さんがちゃんと来る店なんですが、最近一度テレビに出たうえにゴールデンウィークだったので、人でごった返していました。お昼に行ってみたら、私たちの前に15組ほどが待っていました。(食べ終わって出る頃には、待ちが20人ほどにまで増えていましたね)4階建てのビルなんですが、2階の階段まで行列ができていたんです。こういう状況はかなりよろしくないです。こういう店にはテレビなんかで宣伝してほしくない、というのが正直な気持ちです。でも韓国と違って、どんなにお客さんが押し寄せてもサービスや料理の質が落ちることはありませんでした。少ししか頼まずに長居しても嫌な顔ひとつされないし、ちょっとした注文にもすぐさま対応してくれます。名店の品格を感じましたね。待ち時間は長かったけれど全然不快じゃなかったし、何度でもまた来たいと思いました。
まずはテストショット

まずはテストショット

天気のいい日に窓際に座ったせいか、気分も上がりましたね。
本日の前菜盛り合わせ 1人前

本日の前菜盛り合わせ 1人前

この中でもトリガイは本当に芸術的でした。洋食屋なのに、こんなに魚が新鮮でいいんでしょうか?これって犯罪じゃないですか?魚料理の店はどうやって食べていけばいいんでしょう?それ以外のものも平均以上でした。二人でこれを一皿頼んで箸で切り分けて食べていたら、後ろからウェイターがさっとフォークとナイフを持ってきてくれました。洋食屋なのにフレンチ並みのサービスでしたね。
クリームソースのブイヤベースです。

クリームソースのブイヤベースです。

クリームソースなのにくどくなく、魚介のすっきりした旨みが生きています。見た目は平凡なのに、味はまったく平凡じゃありません。具もとてもしっかりしています。冬に食べたらもっとおいしかったでしょうが、今食べても物足りなさはありません。
お皿に取り分けて…

お皿に取り分けて…

いただきま~す!

この店の看板メニュー、オムライスのハーフサイズ

この店の看板メニュー、オムライスのハーフサイズ

ハーフにできるのがこの店の特徴です。ハーフといっても量が特に少ないわけではありませんでした。普通のオムライス屋さんの7割くらいでしょうか。この後にもう一軒行く予定だったので、味見だけのつもりでハーフにしました。
このオムライスの味を確かめようと何さじか食べたんですが、味どころか自分が何を食べたのかさえわかりませんでした。口に入れた瞬間、とろ~っと溶けてしまうんです。ご飯もおいしいですが、卵がアイスクリームのようになめらかです。甘酸っぱいケチャップと一緒に食べると、なんでハーフなんか頼んだんだろうという後悔が押し寄せてきましたね。
オムライスの断面

オムライスの断面

写真を見ているとまたあの味がよみがえってきそうでつらいです(泣)個人的に好きな店なので本当にたくさんの人に勧めてきましたが、今まで外れたことは一度もありません。ただ、ここで一度オムライスを食べるとオムライスを見る目が変わってしまうので、「たかがオムライスひとつで何を大げさな」と思う方は来ないほうがいいでしょう。

オムライスに満足したので、この店の看板メニューのハヤシライスを頼みます。ハーフで。

オムライスに満足したので、この店の看板メニューのハヤシライスを頼みます。ハーフで。

付け合わせが別に出てきます。
このデミグラスソースをご飯にかけて食べればOKです。

このデミグラスソースをご飯にかけて食べればOKです。

前回の訪問ではがっかりしたので期待していなかったんですが、今回はばっちりでした。肉をじっくり煮込んで作った濃厚なソースが、さっぱりとしてほんのり甘くまとまった味わいです。オムライスよりは一段落ちる感じですが、それでも日本の洋食の真髄を味わうことができました。

扉の前で

扉の前で

ウェイターさんたちが一生懸命働いていますね。やって来るお客さんの半分くらいは、何人待っているかを確認してあきらめて帰っていくのに、それでも行列はまったく短くなりませんでした。
値段に対してここまで満足させてくれる店はそう多くないでしょう。(安くはないですけどね…)どうか人気が落ち着いて、並ばずに食べられる日が早く来ることを祈るばかりです。

한국어로 읽기Read in English

Read Next: 浜松の佐鳴湖公園