この記事は2007年に書かれたものです。店舗情報や価格は現在と異なる場合があります。
四国の讃岐地方、今の香川県はうどんで有名です。あの狭い土地に、道を一本渡ればうどん屋があるくらいですから…。数年前に全国的なうどんブームが起きて観光客が押し寄せたのですが、その人気はいまだに冷める気配がありません。そのときの熱狂を題材に『UDON』という映画が作られたほどです。僕もその映画を観てピンときて、ゴールデンウィークを利用して香川に行ってきました。
初日にまず向かったのが、あの有名な中村です。村上春樹の旅行記でも絶賛されていたお店です。香川のうどんブームの中心にある店と言ってもいいでしょう。ところが、必死で車を飛ばしたにもかかわらず、初日はうどんを食べ損ねてしまいます。営業は14時までだったのに、13時に着いたらもう終わっていたんです(泣)。それで翌朝早起きして、開店1時間前の8時に行きました。
あの有名な裏庭の畑です。
お客さんに自分でネギを切って食べてもらうことで有名でしたよね。今はお客さんがあまりに多いので、ネギは刻んで出してくれますが…。よく見ると、駐車場係のおじいさんが奥にいます。まだ人はいませんが、すぐに車でいっぱいになります。とにかく辺鄙な場所なので、来るなら車以外にこれといった良い方法がありません。ただ、うどん屋のガイドブックを見ると、この近くにもうどん屋がけっこうあるんですよね。
庭の様子です。
8時に着いてみたら、僕が3番目でした。まだのんびりした雰囲気です。先に着いていた人の中に、うどんを食べに大阪から来た方がいて、ちょっと情報をもらいました ^_^; 中村はもう3回目で、暇があれば讃岐地方に来てうどんを食べているという方でした。おすすめのうどん屋を聞いてみると、坂出というところに日の出製麺所という讃岐でいちばん食べるのが難しいうどん屋があるから、機会があればぜひ行ってみてと言われました。(でもスケジュールがあまりにきつくて、そこには行けませんでした。)それから、この店でいちばんおいしいメニューは何かと聞いたら、普通の温かいうどんがいちばんだそうです。いい情報をありがとうございました~
8時半の様子です。
入口です。
よく見るとわかりますが、看板がありません。正面だけでなく、どこにも看板がないんです。-_-;; うどん屋自体も道の奥に隠れていて、通りがかっても何があるのかわからないほどです。讃岐のうどん屋はだいたいこんな雰囲気です。僕もしばらく近くをうろうろしていて、なぜか車がたくさん集まっている場所があったので、やっと見つけました。
麺です。
小・大・特大のうち大を頼みました。麺だけで250円です。コシの強さだけが讃岐うどんのすべてじゃないとでも言うような、やわらかい麺です。かといって味が落ちるかというと、そんなことはありません。実に基本に忠実な麺です。うどんには温かいうどん、冷たいうどん、釜玉うどんの3種類があって、麺をゆでるのは同じで、器への出し方が少しずつ違います。僕はもちろん、おすすめされた温かいうどんを注文しました。
完成形です。
かき揚げと赤天という天ぷら、それに生卵をトッピングして、これで500円です。讃岐地方はどこへ行っても天ぷらがおいしかったですね。うどんだけでも十分おいしいのですが、天ぷらと一緒に食べないと讃岐のうどんを100%楽しめないんじゃないかと思うほどです。もちろんネギも最高です ^_^ 卵は正直、あまり必要ありませんでした -_-;
熱々のつゆにおいしいトッピングとやわらかい麺、庭のテーブルに座って青空を眺めながらうどんをすすっていると、心まで温まるような気がしました。はるばる駆けつけて食べた甲斐がありました。でも、この店以外にもおいしいうどん屋が香川にはたくさんあるんですよね。こういう名店がある限り、讃岐うどんブームは単なるブームで終わらず、長く続いていきそうだと思いました。





