この記事は2008年に書かれたものです。店舗情報や価格は現在と異なる場合があります。
イサキ L’Isaki
グリエにして新玉ねぎのフォンデュの上にのせ、バジリコとトマトエッセンスのタプナードソースを添えて
grille avec une essence de tomate a la tapenade et une fondue d’oignon blanc
こんなに上手に焼かれた魚は初めてです。そこらの和食店のレベルを超えています。底の緑色のソースはあまりに精巧に描かれていて、最初は高級なお皿の絵柄かと思いました。盛り付けだけでなく味も芸術と呼びたいです。ほどよく焼けて淡白さと香ばしさがうまく調和した身と、フレッシュなバジリコソースが、新緑の季節感をしみじみと感じさせてくれます。あえて今日のベストメニューに挙げたいと思います。
長崎県産の天然鯛 La Daurade
エチュベとシトロネルの香りのクレームを添えて
servie avec une creme et huile de citronnelle et des poireaux etuves
こちらも負けていません。盛り付けも見事ですが、いったいこの泡のソースは何で作ったらこんなに滑らかになるんでしょう。鯛もよく火が通っていましたが、少し淡白すぎるのが気になりました。個人的には味の濃いイサキのほうが良かったですが、それは二つを一緒に食べたからでしょうね。別々に食べていたら優劣はつけがたかったと思います。
いよいよメインが出てきます。ある意味、メインがこの店でいちばん平凡なのかもしれません ^_^
Menu Dejeunerは豚肉と鶏肉のどちらかを選ぶようになっています。私は鶏肉を選びましたが、ちょっと選び間違えたかなという気もしました。予想とは違う料理が出てきたので(泣) イタリアンにはだいぶ慣れてきたと思ったら、フレンチはさらに大きな難関です。
岩手県産の鶏肉 La Volaille Fermiere
ナス、バスマティライスと一緒にバロティーヌにして、スパイシーなひよこ豆のラグーを添えて
en ballottine aux aubergines confites avec un ragout de pois chiche epice
鶏肉のグリルが出てくると思っていたら、こんな料理が出てきました。まあ…味は普通でした。むしろ付け合わせのキャベツが酸味があってとても良かったです。
特選和牛ロース肉 Le Boeuf
グリエにして、旬の野菜のエチュベを添えて
grille avec des legumes de saison au jus
牛肉は牛肉の味でしたね。和牛ステーキ専門店よりおいしいはずはありません。予想どおり、この店ではメインがいちばん平凡でした。^_^
デザートの前にチーズワゴンがやって来ます。
ランチコースにはチーズは含まれておらず、アラカルトで別料金になるそうです。サービスかと思ったのに、先に言ってくれればいいのに…。それでも経験のために、とりあえず頼んでみました。
ブリーとシェーヴル、サービスでドライアプリコット
シェーヴルは良かったです。もう少し濃いのを頼めばよかったかも。赤ワインがあればもっと楽しめたでしょうが、なかったので少し残念でした。それとチーズとはあまり関係ありませんが、アプリコットがすごくおいしかったです。
カマンベール、ブルーチーズ、アプリコット
やっぱりワインがなくて残念…
サービスでパンが出てきます。
そろそろお腹がいっぱいになってきました。
でも、フレンチの華であるデザートを抜かすわけにはいきません。ここまでの食事は、デザートの前の前菜にすぎないのです。
フルーツのマリネ Les Fruits
オリエンタル風のジュレに合わせ、ミントのソルベを添えて
frais servis avec une gelee a la saveur onentale et un sorbet a la menthe
デザートの前の口直しとして出てきたフルーツです。今日のランチメニューで唯一かぶっていました。口直しとしてはいいですが、ちょっと弱いですね。
ガトーショコラ Le Chocolat Caraque
ブリュレに洋梨のクリームをのせ、コーヒーのグラスを添えて
en biscuit avec une glace au cafe et une creme brulee a la poire
チョコレートの工芸品です。
フレーズ La Fraise
赤いフルーツをのせた、バニラアイスクリームのパブロバ
en “pavlova” avec une glace a la vanille
もったいなくて食べられないところでした。どこからスプーンを入れればいいのやら…。でも味は思ったほどではありませんでした。アイスクリームを囲むビスケットの量がけっこう多いんです。バランスをとりながら食べていると、アイスクリームがかなり足りなくなります。うーん…盛り付けも大事ですが、アイスクリームをもう少しのせてほしかったですね。ラ・ターブル・ドゥ・ジョエル・ロブションのデザートのほうがおいしかった気がします。
この後にお茶が出てくるのですが、こんなふうに食べていたら2時間半が過ぎてしまい、時間がなくてそのまま出てきました。ちゃんと食べたらランチだけで3時間以上かかりそうです。こういう店は一日休みを取って、ゆっくり楽しむべきですね。あるいはディナーでたっぷり食べるか ^_^ ディナーはランチの2〜3倍はゆうにかかりそうですが…
一生の夢だった三つ星レストランに、ついに行くことができました。不思議な料理の世界がまだまだ世の中にたくさん残っているという事実がとても嬉しいです。この勢いに乗って、次の目標はエル・ブジにしてみましょうか? ^_^ どこで何を食べようと、美食生活とブログはずっと続いていくでしょう…。次の訪問記もお楽しみに〜
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